クレファス講師
英単語を簡単に覚える方法
お世話になります。クレファス有松校の山本です。
以前ブログに書いたようについ先日ベトナムに旅行に行ってきました。
正月には韓国にも行っていました。
そこで毎回海外に行くと痛感するのが「英語の重要性」です。
どこの国に行っても空港や観光客向けの施設などでは英語表記ですし、会話にしてもほとんどが英語です。
話者数的には今現在圧倒的に多いのは間違いなく中国語です。
今後中国が経済的に伸びる可能性が高いということで英語よりも中国語を勉強し始める人も多いですね。
しかし、私の意見では「今後も世界の中心言語は英語」だと思います。
確かに話者数は多いですがそのほとんどが中国国内に固まっています。
また英語の話者ではない私たち日本人でも、ある程度の英語がわかるように(中高6年間の教育を受けています)、話者でなくとも素養がある人が多いのは明らかに英語でしょう。
これは世界的に見てもほとんど同じです。
ベトナムでも中高を通して第2言語として英語が教えられています。
最近では、海外旅行を機に新めて英語の勉強をしなくてはいけないのではないかと思い、暇な時間を見つけてはネットなどをみて勉強しています。
(毎回行くたびに英語の重要性を痛感してはついつい勉強をさぼってしまうので何も成長しません((+_+)))
そこで今回は最近見つけたYouTubeの動画にあった「なぜ英単語を覚えることができないのか」という話が面白かったので取り上げてみます。
私が見たのはご存知東進ハイスクールの英語の先生の授業です。
「今でしょ!」の名言で有名な林修先生を筆頭に受験生のみならず多くの人に認知されているであろう有名予備校ですね。
私自身浪人の経験などはありませんが、高校生の時に予備校の先生の授業を受けて、ものすごくわかりやすかったことに感動したことを今でも覚えています。
やはり学校の先生などとは違い受験に特化した”プロ”だなと感じました。
そして今回の動画でもそうですが、私山本は予備校の先生に通じる共通点を見つけ出しました。それは。。。
「みんな字が汚い」ということですね(笑)
汚いというよりスピード感重視の授業のため、板書などはけっこう適当な感じです。
まあそんなことはどうでもいいのですが、その英語のカリスマ講師のなぜ英単語を覚えることができないのかという講義が興味深かったのでまとめてみます。
いいと思ったら是非実践してみてください。
なぜ英単語を覚えることができないのか
大きな理由として2つあります。
1、そもそも反復量が足りない
2、インパクトが足りない
この2つです。それでは1つ目から見ていきましょう。
1、反復量が足りない

上の図は有名な「エビングハウスの忘却曲線」というものです。
エビングハウスはこの法則を発見したドイツの心理学者です。
これを見ればわかるように私たち人間はほとんどの事はすぐに忘れてしまうことがわかると思います。
そして覚えたことを忘れないようにするためには下のように何度も反復して記憶に定着させる必要があります。

このように何回もくりかえすことで記憶に定着します。
基本的に単語などは5回は繰り返さないと記憶には定着しにくいと言われています。
しかし、必ずしも5回繰り返す必要はありません。
ある方法を使うことで5回を3回や2回に数を減らす方法があります。
それが理解して覚えることでインパクトを大きくするということです。
2、インパクトを大きくする~理解して覚える~
何かを覚えるときにそのまま頭に叩き込むのでは中々記憶には定着しません。
例えば「retrieve」という単語があります。読み方はリトリーブです。
意味が分かるでしょうか??
この単語には「回収する」や「取り戻す」といった意味があります。
これをそのまま覚えたのではインパクトが足りないのですぐに忘れてしまいます。
そこで先ほどの単語に「r」をつけてみましょう。すると「retriever」リトリーバー、日本語の発音で行くとレトリバーになります。
これは犬のゴールデンレトリバーのレトリバーです。
ゴールデンレトリバーは元来狩猟犬で、ハンターが銃で撃ち落とした鳥などを回収してきてくれることからこの名前がついています。
先ほど後ろに「r」をつけたのは英語では単語の後ろに「er」をつけると「~する人、~する者」のような意味になるからです。
歌を歌う(sing)人は「singer」ですし、YouTubeをする人はYouTuberですよね。
スポーツに関してもplayする人はplayerですね。
※基本的に「er」をつけますがYouTubeのように最後が「e」などで終わるものには「e」が重複するのを防ぐため「r」だけをつけたりするルールがあります。
つまりレトリバーは「リトリーブする者」=「回収する者」という意味なので元の「retrieve」の意味は回収するというのが割とすんなり入ってきたのではないでしょうか。
このように理解した単語はただ暗記した単語と違ってもう1度思い出すときに思い出しやすくなります。
先ほどの反復で言えば5回のところを3回で覚えることができた、というようにインパクトがあれば思い出しやすくなるため記憶にも定着しやすいです。
まとめ
このように上の2つを踏まえて反復をすれば比較的楽に英単語などを覚えることができます。
授業でも下のようなパーツは「ペグ」といい、何かをつなげたりするときに使います。

多くの生徒に「ペグって日本語でなんという意味か分かる?」と聞いたときに答えられる生徒はほぼいません。
ペグは日本語で言えば「杭」です。テントの端を止めるときに地面に刺したりするあの杭ですね。つまりペグには広くとらえれば「固定するもの」という意味があります。

このように実際のパーツの使い方などを考えれば割と自然に「固定するもの」という意味が分かりそうです。
ここで覚えておけばいずれ高校のテストなどで「peg」という単語が出た時に対応できるかもしれませんね!
皆さんも何かを覚える際にはまず「理解」して「反復」する。
この2つを意識して勉強してみてください。
それでは!!